トリガアップデート【Triggered Update】

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トリガアップデートとは

最終更新
2006-05-14T14:10:00+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/nw/routing/r_protocol/rip.html#what

コンバージェンス時間を短縮するための対策としてトリガアップデートがあります。フラッシュ更新フラッシュアップデートトリガ式更新と呼ばれることもあります。トリガアップデートはルート情報が変化した際に、変化したルートに関するアップデートを素早く送信する処理です。つまり、メトリックに変更があったルート情報、もしくは新しいネットワークへのルートに関する情報はアップデートタイマーが上限に達するのを待たず、ただちに隣接ルータに通知します。このことによりコンバージェンス時間が早まります。また、ダウンしたルートの情報をトリガアップデートで伝えることにより、隣接ルータのホールドダウンタイマーのスタート時間も早くなります。

ただし、トリガアップデートを使った場合、障害を起こしたルートがすぐに排除される保証がなされるものではありません。どのルータも標準更新情報を送信するタイミングが異なりますので、トリガアップデートがネットワーク全体に浸透する間に標準更新が行われることも考えられます。このため、あるルータがトリガアップデートを隣接ルータから受け取った後に、標準更新情報を別のルータから受け取って変更したルートが元に戻されることも考えられます。

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当ページ作成にあたり、参考にさせてもらったリソース

Copyright (C) 2006 七鍵 key@do.ai 初版:2006年05月14日 最終更新:2006年05月14日