ASN.1【Abstract Syntax Notation One】

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ASN.1とは

最終更新
2007-01-13T00:00:00+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/nw/technology/term/other/asn1.html#what

ASN.1抽象構文記法1と訳され、ITU-TのX.208勧告で規定されたOSIプロトコルにおいてデータの構造を定義する言語の1つです。ASN.1自体はプロトコルのひな型にあたります。同じ勧告の通信システム同士で互換性が保てない問題を解決するために、厳密で抽象的なプロトコル記述手法として開発されました。勧告で定められたデータ構造の抽象表現を行う抽象構文と、抽象表現を実際の通信路に従うビット列に変換する転送構文からなります。基本的な変数の型や構造型が定義されているほか、頻繁に出てくる表現を簡略化して記述するマクロ機能も定義されています。ASN.1では具体的なデータの扱い方は定められていませんが、ASN.1に準拠したバイナリデータを転送する際のエンコード規則を規定するBER/DERが別に用意されています。ASN.1はISO標準8824として、エンコード方式はISO標準8825として定められています。

ASN.1を利用して定義されているプロトコルの例:SNMP、S/MIME、SSL、MIB

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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年01月09日 最終更新:2007年01月13日