TBODY

解説

テーブルの行はその機能により、ヘッダ・ボディ・フッタに分けられる。表のヘッダ・ボディ・フッタを定義しておくことで、正式対応したブラウザが登場した際には、ヘッダとフッタを固定表示したままボディ部分のみをスクロールさせることが可能になる。ソース中では、THEADTFOOTTBODYの順で記述するよう定義されている。これはヘッダとフッタを先読みして表示するためだが、これらのタグに対応していないNetscape Navigator4等では、そのままフッタをボディより上に表示してしまうので注意する。

分類
TABLE の子要素
内容
TR(必ず一つ以上)

参照

テーブル:
<TABLE>
表のヘッダ部:
<THEAD>
表のフッタ部:
<TFOOT>
行の定義:
<TR>

属性

align:
セル内のデータの幅寄せや、文字列の桁揃えを指定する。またTD要素の既定値は「left」、TH要素の既定値は「centerleft : 左詰め(TD要素に対する既定値)/center : センタリング(TH要素に対する既定値)/right : 右詰め/justify : 均等割付/char : ある文字を基準にして文字列を桁揃え
valign:
セル内での垂直位置を指定。top : 上詰め/middle : センタリング(既定値)/bottom : 下詰め/baseline : セルに含まれる文字列の最初の文字のベースラインを揃える
char:
属性値として指定された文字を、セル内の文字列を桁揃えするための基準文字として指定する。例えば、英語であれば「.」、フランス語であれば「,」のように、Lang属性で 指定した言語に対応するものを既定値とするすることも可能。ただし、ブラウザはこの既定値をサポートする必要は無い
charoff:
Char属性により桁揃え文字が指定されていた場合、その文字からいくらずらして表示するかを指定する。例えば、小数点以下3桁で揃えたい場合は、「3」を指定する。また、文字揃えの際にずらす方向は、Dir属性による書字方向に依存する。ただし、ブラウザはこの既定値を サポートする必要は無い
%STYLEs%:
スタイルシートのクラス名やID名を参照
%LANGs%:
言語情報や書字方向などを指定
%EVENTs%:
各種イベントを指定

使用例

ソース

<TABLE border=1>
<THEAD>
  <TR>
    <TH>規格</TH><TH>勧告年</TH><TH>A4原稿1枚の最短送信時間</TH><TH>最大解像度</TH><TH>最大通信速度</TH><TH>特徴</TH>
  </TR>
</THEAD>
<TFOOT>
  <TR>
    <TH>規格</TH><TH>勧告年</TH><TH>A4原稿1枚の最短送信時間</TH><TH>最大解像度</TH><TH>最大通信速度</TH><TH>特徴</TH>
  </TR>
</TFOOT>
<TBODY>
  <TR>
    <TD>Group1 (G1)</TD><TD>1968</TD><TD>約6分</TD><TD>100×100dpi</TD><TD>アナログ</TD>
    <TD>最初の標準標準規格<br>アナログ転送<br>帯域圧縮技術等は無し</TD>
  </TR>
  <TR>
    <TD>Group2 (G2)</TD><TD>1976</TD><TD>約3分</TD><TD>100×100dpi</TD><TD>アナログ</TD>
    <TD>アナログ転送<br>帯域圧縮技術を採用</TD>
  </TR>
  <TR>
    <TD>Group3 (G3)</TD><TD>1980</TD><TD>約1分</TD><TD>200×200dpi</TD><TD>14.4kbps</TD>
    <TD>デジタル転送<br>最も普及<br>FAXモデム</TD>
  </TR>
  <TR>
    <TD>Group4 (G4)</TD><TD>1988</TD><TD>約3秒</TD><TD>400×400dpi</TD><TD>64kbps<BR>(ISDN使用時)</TD>
    <TD>デジタル転送<br>G3の上位互換(G3FAXとしても使える)<br>ISDNやDDXなどデジタル通信サービスに対応<br>
    白と黒の中間色(ハーフトーン)が使える<br>あまり普及していない<br></TD>
  </TR>
</TBODY>
</TABLE>

表示結果

規格勧告年A4原稿1枚の最短送信時間最大解像度最大通信速度特徴
規格勧告年A4原稿1枚の最短送信時間最大解像度最大通信速度特徴
Group1 (G1)1968約6分100×100dpiアナログ 最初の標準標準規格
アナログ転送
帯域圧縮技術等は無し
Group2 (G2)1976約3分100×100dpiアナログ アナログ転送
帯域圧縮技術を採用
Group3 (G3)1980約1分200×200dpi14.4kbps デジタル転送
最も普及
FAXモデム
Group4 (G4)1988約3秒400×400dpi64kbps
(ISDN使用時)
デジタル転送
G3の上位互換(G3FAXとしても使える)
ISDNやDDXなどデジタル通信サービスに対応
白と黒の中間色(ハーフトーン)が使える
あまり普及していない