RSS ってなに?

今回は「RSS」というものについて解説をしたいと思います。最近以下のようなものをみかけることが多くなってきたと思いませんか?

  • rdf.png
  • rss.gif
  • xml.gif
  • Syndicate this site (XML)

これらの記述によって「私のサイトはRSSに対応し、ここにRSSがありますよ」とアナウンスをしているのです。そして、RSSとは【RDF Site Summary】の略でサイトの概要を記述するための形式とされています。このままでは分かりづらいと思いますので、まず実例を挙げてみましょう。

  1. インターネットを利用し、様々なWebサイトを見てまわるにつれて、どんどんお気に入りが増えていく
  2. お気に入りに入れたサイトが多すぎて、見て回るのに時間がかかる
  3. 見に行ったけれども中には更新されていないサイトもあり、時間の無駄が多い
  4. なんとかこの見て回る作業を簡単にできないのだろうか
  5. お気に入りに入れたサイトが私宛に更新の連絡をくれたら良いのに…

インターネットを利用している方なら一度くらい必ず思う悩みではないでしょうか。この悩みを実はRSSが解決してくれるのです。RSSの本来の目的は既に紹介しました通り、サイトの概要を記述し、サイトの概要を知らせるためのものでした。しかし現在では「更新の連絡」としてRSSを使うサイトが増えてきています。ホームページを作る側は、ホームページを更新した際に、RSSファイルにどのページをどんな内容で更新したのかを記述しておきます。ホームページを見る側は、このRSSファイルを見る事によってそのサイトの更新状況を知ることができると言うわけです。

え?RSSファイルを見に行くのであれば、そのサイトを見に行くのと何も変わらないではないか?いえいえ、実はこれが全然違うのです。ホームページと言うものは、作る側のセンスなどによって作り方はまちまちです。1万のホームページがあれば1万の作り方があると言っても言い過ぎではないでしょう。そのホームページの中から更新情報を探すのはかなり手間がかかりますよね。しかし、RSSは記述方法がしっかり決められていて、どこを見れば欲しい情報があるのかがとても分かりやすくなっています。この情報をRSSリーダと呼ばれるソフトウェアが自動的に読み込んで、あなたに知らせてくれるのです。つまり、手間がかかるとか分かりやすいとかはあなたにとってではありません。RSSリーダにとって分かりやすい形式となっているのです。

ここでRSSリーダって何?って方のために次のRSSリーダを紹介します。

RSSバー

こちらはInternetExploreに組み込むことができ、RSSを始めたばかりの方にも直感的に使い安い作りとなっています。入門用には最適だと思います。

IEを使っていない、OSがWindowsではない、って方はこちらも参考にして下さい。

このRSSですが、多くのブログサイトが対応していることもあり、珍しいものではなくなってきました。見る側の立場で使うのももちろん良いのですが、ホームページを作る側として、見てくれる方への親切な機能の一つとして頭の片隅にでも置いておきたいですね。

実際のRSSの記述方法は、RSSも参考にして下さい。

略で
【Really Simple Syndication】、【Rich Site Summary】と略されるものもあります。これは、RSSの仕様がバージョンごとに異なり、また略す前の名称も異なるためと言われています。ちなみに当ページではRSS1.0を念頭に置き解説を進めるので【RDF Site Summary】を採用しました。ただ、RSS0.9も【RDF Site Summary】と略されますが仕様は全く別物です。【Rich Site Summary】はRSS0.91を指し、【Really Simple Syndication】はRSS0.92、RSS2.0を指すようです。
これらの記述
RSS は、RDF と呼ばれたり、XML と呼ばれたりします。これは、XML を使い RDF が定められ、それを使って RSS が定められているためです。