2010年4月上旬

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2010年4月4日

読書感想文――風神の門

最終更新
2010-04-04T12:41:51+09:00
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司馬遼太郎の『風神の門』を読了、上下巻。主人公は、真田十勇士の一人、霧隠才蔵。豊臣と徳川が争い、大阪夏の陣に至る経緯を、霧隠才蔵を中心に描いた作品。秀頼や家康といった歴史上の重要人物は、確かにこの作品に登場するが、あくまでも話は霧隠才蔵の視点で、史実の裏に平行して進んでいる物語として描かれている。

当作品中で気になった行。幸村は、男はたれでも、自分の才能を世に問うてみたい本能をもっている、といった。男が世に生まれて生きる目的は、衣食をかせぐためではなく、その欲を満たしたいがためだ、ともいった。「むろん、煎じつめれば、それも屁のようなものさ。しかし、その屁のようなものも当人にとってみれば、たいそうなことだ。ひらずに死ぬのかと思うと気が狂いそうになる。幸村とは、言わずと知れた真田幸村であり、紀州九度山で歳月ばかりが無駄に流れることを自虐的に語った一場面。「その欲」とは、幸村に言わせれば男の欲となる。才蔵も劇中では、この欲のために風雲に巻き込まれてゆくことになるのだが、それはさておき。幸村は、男の欲を指し、解放しなければ溜る一方なものと見做している。この解放できずに溜った欲というものは曲者で、思いもよらぬ方向に自らを導くことになり兼ねない。欲とは得てしてそのようなものなのだが、わざわざこの行を取り上げたのは、幸村――司馬遼太郎が「自分の才能を世に問うてみたい本能」を欲と表現した点が興味深かったから。

更新履歴――淡路国ほか

最終更新
2010-04-04T13:19:06+09:00
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以下を更新。

近況――鮮

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2010-04-04T13:33:23+09:00
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新しい居住地も決り、来週の今頃は新しい土地での生活を開始しているはず。これだけページを更新せず、今さらではあるが、インターネットへの接続環境が整うまでのしばらくの間、当サイトは更新されません。

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2010年4月1日

本日から卯月

最終更新
2010-04-01T21:49:11+09:00
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読書感想文――関が原

最終更新
2010-04-01T21:58:46+09:00
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司馬遼太郎の『関が原』を読了、上中下巻。主人公は、石田三成と島左近だろうか、関が原の役にまつわる様々な人々の逸話が盛り込まれ、楽しく読むことができる作品だった。何故、関が原の役で家康が勝利者となり、三成が敗者となったのか。戦が始る前に、既に、勝敗が決していたのだと司馬遼太郎は言う。そういった意味で言えば、家康と本多正信も重要な登場人物であるだろう。この二人と三成との対比が、この作品の華である。

この作品で、気になった行。善悪ともに運命には人間はさからえない、と老僧の属している仏法は教えている。さからえぬ以上は甘受せよ、と仏法は言う。なにごとも業であり、因果である。業も因果も人力ではいかんともしがたく、すでに人のすべての運命は前世できまっている。老僧とは、三成が関が原で落ち、大坂までの道中で逃げ込んだ庵の主である。この行は、三成が老僧の庵を訪ねた一場面。ここで言う、運命を何と解するか。私は、この行、この老僧の心境に共感するものがある。なぜ共感をするのか、についてはおいおい。

Copyright (C) 2010 七鍵 key@do.ai 初版:2010年04月01日