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地鎮祭は「じちんさい」や「とこしずめのまつり」と読み、土木工事や建築などで工事を始める前に行う、その土地の神を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る神道の祭儀。日本には八百万の神がいるといわれるように、どの土地にも神が宿っていると考えられていたのである。一般には神を祀って工事の無事を祈る儀式と認識されており、安全祈願祭と呼ばれることもある。現在でも家や建造物を新築する際には、神主を呼んで地鎮祭を行うことが一般的である。
元々平安時代には、陰陽師と呼ばれる吉凶や災難などを占う呪術師が行っていたが、明治時代以降は陰陽師に代わって神主が中心に行うようになり現在に至る。
地鎮祭は建設予定地の一部の四隅に青竹を立て、その間を注連縄で囲って祭場となし、中央に砂を盛り、その前に八脚台と呼ばれる木の台を並べ、その中央に神籬(ひもろぎ:大榊に御幣・木綿を付けた物で、これに神を呼ぶ)を立てて祭壇となし、お神酒・水・米・塩・魚・野菜などを神霊に供える。祭壇の左右に、緑・黄・赤・白・青の五色絹の幟に榊をつけた「真榊」を立てる場合もある。そして神主が祝詞をあげ、参列者にお祓いをし、お神酒を盛砂の上にかけ、続いて施工主が盛り土に鍬入れをする。この鍬入れには、神霊の守護のもとで地面を掘り起こすとの意味がある。最後に施工主や家族・建築関係者達が神霊に玉串を供えて地鎮祭の儀式を終え、その後は建築関係者たちに施工主や家族も加わって祝宴となるのが通例である。
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