提灯の語源

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提灯とは

最終更新
2008-01-15T00:00:00+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/language/etymology/t/chyouchin.html#what

読み(正かな遣い):品詞区分

ちょうちん(ちゃうちん):名詞

提灯の意味

照明具の一。細い割り竹の輪を重ねて骨とし、紙や布を貼ったもの。中に蝋燭をともすようになっている。現在では電球を入れたりする。折り畳み自在。

提灯の語源や由来

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2008-01-15T00:00:00+09:00
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提灯は「手に提げて歩く灯」が語源で、「ちょう(提)」・「ちん(灯)」共に唐音(宋音)である。提灯は、室町時代に禅家によって普及したものとされる。提灯について書かれた最も古い文書は、1085(応徳2)年に書かれた『朝野群載』、絵画は1536(天文5)年の『日蓮聖人註画讃(巻第五)』とされている。提灯が作られ始めた当初は、折り畳むことのできない「籠提灯」であったといわれるが、文禄年間に細い竹で蛇腹の枠にした「箱提灯」が生まれ、折り畳み可能になった。江戸時代以前は、上流階級において宗教的な祭礼や儀式に使われ、江戸時代以降は蝋燭が普及したために、庶民の照明器具として用いられた。

一般的には、竹ひごを筒状に組みその周囲に障子紙を張ったもの中に蝋燭が入っている。竹ひごは一本の長い竹ひごを螺旋状に巻いて使う場合と、短い物を輪に組んだ物を数本用意する場合がある。また形式も、手に持つ弓張り提灯、吊り下げる吊提灯など様々。

「挑灯」と表記されることもあるが、これも唐音で、「挑」は「かかげる」の意味。

参考文献

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Copyright (C) 2008 七鍵 key@do.ai 初版:2008年01月15日 最終更新:2008年01月15日