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https://www.7key.jp/data/language/etymology/a/akkerakan.html#what
あっけらかん(あつけらかん):副詞
(1)何もなかったように平然としているさま。
(2)あまりの意外さにあきれて、ぽかんとしているさま。
https://www.7key.jp/data/language/etymology/a/akkerakan.html#etymology
「あっけらかん」は元々「あんけらかん」が転訛した語。「あんけらかん」の「あんけ」は口をぽかんと開けた状態を指し、「開んけ(あんけ)」――「開く」の連用形の撥音便――との副詞が語源である。この「あんけ」に状態を示す接尾語「ら」が付き「あんけら」となり、更に強調を意味する接尾語「かん」がついて「あんけらかん」となったと考えられている。
ただし、安永頃に「あんけらこんけら糖売り」が流行していたことから推測するに、江戸時代後期には「あんけらこん」とも用いられていたようである。
つまり、「あんけらかん」は元々口を開けて呆れている様や、口を開けて驚いている様を指して用いていた言葉であるが、いつの頃からか現在のように平然としている様――呆れられたり驚かれる側――にも用いられるようになっていった。
四斗樽に縄を巻き、青張傘を広げて周りに短冊を下げ、さまざまな色の伊達染の一重を着て、紅の縁取りをした浅黄頭巾をかぶり、摺り鉦(すりがね)を叩いて鳴らしながら歌い歩く江戸時代の飴売り。通常2人または3人組で、「人の女房と枯れ木の枝は、あんけらこんけら、登りゃ登るほどあんけらこんけら」と歌い歩いた。
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