襲の色目資料集

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襲の色目とは

最終更新
2008-07-12T15:16:46+09:00
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襲の色目とは、「かさねのいろめ」と読み、衣(袷)の表の布と裏の布、「表」と「裏」を重ねて生れる色合いで、日本人が考えた古来よりの配色法。また、衣を何枚かずらして重ね着し見える色合いを指し、また織物の襲色目(織り色目)を指して襲の色目ということもある。襲の色目が成立したのは10世紀以降と考えられ、当時の絹は非常に薄く、裏地の色が表によく透けるため、独特の美しい色調が現れたとされる。薄く織った絹を多数重ねて色の濃淡やぼかしを表現し、植物にちなむ襲の表地には名称相応の植物の文様を加えた。その殆どは使える季節が限定されており、いかに季節に相応しい装束を着こなすかは貴族にとって重要な教養の一つであった。男性は位色による制約が厳しい公服よりも、狩衣やその下着の衣によって襲の色を表現し、女性は唐衣・裳・表着・五つ衣・単で襲ねを表したといわれる。

襲の色目 索引

最終更新
2008-06-08T10:10:04+09:00
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https://www.7key.jp/data/design/kasane_irome/index.html#index_kind

襲の色目は、時代や家流によって同じ色目でも名称が違ったり、また名称が同じであっても色目が異なったりするため、ここで紹介した名称と組み合せは一例である。

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Copyright (C) 2008 七鍵 key@do.ai 初版:2008年07月12日 最終更新:2008年07月12日