Windows コマンドプロンプト【ARP】

広告

広告

ARP

arp -a [inet_addr] [-N [if_addr]]
arp -d inet_addr [if_addr
arp -s inet_addr ether_addr [if_addr]

ARP【Address Resolution Protocol】テーブルの表示、設定を行うコマンドです。ARPテーブルは、イーサネット通信のために用いられるIPアドレスとMACアドレスの対照表のことを指します。多くの場合OSが管理しますので、ユーザーの設定を必要とすることはほとんどありません。しかし、OSの設定ミス等の理由によってイーサネット通信がうまくいかないことがあります。その場合、ARPテーブルの設定に問題がないかどうか、このコマンドで確認することができます。また、手動によるARPテーブルの管理も行うことができます。

arpコマンドオプション説明
-s ARPテーブルへ指定されたIPアドレスとMACアドレスのエントリー追加を行います。 インターフェース指定が省略された場合は、IPアドレスなどから自動決定をします。
-d 指定されたIPアドレスのエントリーを削除します。
-a ARPテーブルを表示します。 IPアドレスやインターフェイスが指定された場合には、該当するエントリーのみを表示します。
C:\>arp -a

Interface: 192.168.1.100 on Interface 0x1000003
  Internet Address      Physikac Address      Type
  192.168.1.235         08-00-37-0e-fd-77     dynamic
  192.168.1.246         08-00-37-0b-a0-22     dynamic
  192.168.1.154         00-20-10-0d-a0-04     static

「Interface」ごとにARPテーブルは管理されていますので、表示は「Interface」ごとになります。エントリーのタイプは2種類あります。「dynamic」は通常のキャッシュ・エントリーです。このエントリーが一定期間再利用されない場合は、テーブルから自動削除されます。

一方、「static」は永続的エントリーです。キャッシュとは異なり、一定期間再利用されなくとも削除されません。キャッシュ・エントリーは、OSがARPにより取得して格納したエントリーですが、「static」はユーザーが明示的に追加しない限り、エントリーされません。

広告

Copyright (C) 2003-2004 七鍵 key@do.ai 初版:2003年7月7日 最終更新:2004年3月21日